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2009年7月

里の子 デビューのころ

一軒おいて隣とそのまた隣に同級生の女の子がいました。三軒目の女の子の向かいにも一つ年上の女の子がいました。終戦の年、京都の紫竹小学校(国民学校)から丹波の山村に転校して初めて遊んだのが、この3人、M子ちゃん、Y子ちゃん、A子ちゃんでした。022

学校から帰ると間なしに「Fちゃん、あそぼ」と表から声が聞こえました。私はどきどきしながら、重い戸を開けると、赤いほっぺにもんぺ姿の3人が手をつないで立っていました。そうしてひとりが一歩前にでて、また「あそぼ」と言いました。私は恥ずかしさで声にならず、唯「うん」と頷いただけでした。

こうして里の子にデビューしました^^

いちばん近いMちゃん家に行くには、隣の北側の坂道をくるっっと廻って行くのです。でもそれは遠まわりで、いっときでも早く遊びたい時は、家の境の溝こをポイーと、一跨ぎすると隣の屋敷に入れます。その溝こにはいつも、いどこ(魚籠)にドジョウが浸けてあり気持ち悪いので見ないようにして縁側に廻ります。誰もいなくても「小母ちゃん通おさせてや~」と声を掛けて通ります。たまに四角い顔のおじさんが牛の世話などしているのに目が合うとペコッと頭を下げて走り去ります。ここの小母ちゃんは「拡声器」というあだ名がある程よく喋るひとで、村のどんなことでも、いち早く知っているそうです。

小母ちゃんは大体縁側で豆を選ったり、棉繰りをしたりしていて、私が通ると「Fちゃんもしたいのと違う?」と言って何でも遣らせてくれました。中でも私のお気に入りは、棉繰りでした。高さ30cm位の木の道具を正座した前に置き、ローラーになっている部分に摘んだ綿を挟み、右手で取っ手を回すと、キュキュと音を立てて光った棉が向こう側に落ちてたまっていき、種だけ手前にポトリと落ちます。

こうして道草をしていると、M子ちゃんとY子ちゃんが呼んでいます。M子ちゃん家に行くと、猫のように丸い背をしたお婆ちゃんが、やっぱり縁側にいて、もんぺの継ぎはぎをしたり、ぼろ布を裂いて布草履を編んだりしていました。M子ちゃんのお父さんは、それは声のいいひとで盆踊りの音頭とりの名人だとか、お盆になると、となり村や町から引っ張りだこで出かけて行くらしいです。006

私たちが遊んでいると、小父さんは手品師のように細い竹で籠を編みながら歌を唄っています。のちのち「異国の丘」「男の純情」などは小父さんの歌から覚えたものが多かったかな?

ある夏の夕方、M子ちゃんのお母さんが「Mちゃんとお風呂入って帰り」と言われ、お風呂を貰うことになりました。それが怖くて怖くて・・・。体を洗う所が竹の桟で出来ていて下にお湯が音を立てて落ちるのです。桟の間から見ると小さな池のようになっています。後で知ったのですが、お風呂の下はトイレの小用の場所だったのです。

とにもかくにも、初めの一年間は見るも聞くも初めての事ばかりで、愉しくもあり、怖くもありしながら、山も小川にも野原もみんなの後に付いて駆け廻り、どんどん山の子里の子になっていきました。039

M子ちゃんは同じ市内にいるからいつでも逢っている。Y子ちゃんは大阪だけど毎回の同窓会は皆勤ですから秋には逢える。A子ちゃんも地元で理髪店を営んでいるので会うことは可能です。元、山の子はそれぞれ古希を過ぎたいまもますます素敵に、余生を愉しんでいるようで万々歳です。

山の子ども   高橋掬太郎    

山の林で 山ばとが

山の子どもを呼んでいる

ホーホーホーホー

ぐみの木かげで 呼んでいる

山の子供は 山がすき

木の実たべたべ よくあそぶ

ホーホーホーホー

ぐみは青いよ まだ青い

一期一会・福因福果

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四国八十八ヶ所霊場、おかげさまで満願しました。

白衣に八十八の朱印が詰まりました。

002_2前身ごろ、後身ごろ、ほら、両袖にも。

嬉しいです^^

077_2 実は八十七寺までのお参りは3年前に済ませていました。

残る一寺、今回お参りする横峰寺は、四国いや、西日本で最も高い石槌山の麓にあり、いままでは歩くしかない巡礼の難所でした。近年は西条市内からマイクロバスで700mまで九十九折の道を登ります。それにしても、よくもこんな山奥に建立されたものだと・・・そこからさらに奥へ、こんな道を400m歩きます。写真を撮る音がしじまに響きます。あまり撮れない・・・・・

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霊気のような霧がさーと顔にかかります。

ゴ~ンと鐘の音が~

あっ見えました、横峰寺です。嬉しい!

本堂と太子堂に心をこめてお参りしました。「よう来なすった」と言っているように鶯が鳴いています。

帰りのマイクロバスから石槌山の頂を仰ぎました。同時に四国山地の深さを思い知らされ、眼下には瀬戸内の穏やかな海が広がり、自然豊かな島国の表情ににんまり^^

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059 お参りとしてはこれが最後となる瀬戸大橋を渡ります。

穏やかな瀬戸内の島々が眺められますが、今日はお天気が良すぎてやや霞んでいます。

瀬戸大橋は鉄道と自動車道の二段式になっていて6の橋をつなぐ夢の架け橋です。

自動車道は全長37.3Kmあります。  私のカメラではとても写せませ~ん。

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平成16年の4月から徳島県の1番霊山寺から時計周りに20回に分けて巡礼しました。

お寺参りに加え、一期一会、福因福果、おかげさまで、愉しい巡礼でした。

道中離さずにいた笠、金剛杖、白衣、納経張は、何時か私の旅立ちのお供になって下さるようです。

満願に、また新たな光を戴きました。感謝、感謝で一杯です。

062 これは付録^^

鈍川温泉の玄関で、美しいこの方が迎えて呉れました^^

とてもひと懐こいのですよ^^

063 うしろ姿です。初めて見ました^^

(写真クリックしてね)

お裁縫箱が大好き!

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この紅色の風呂086敷き包みはいつも私のそばにあります。

広げると、こんな重箱で~す。

ほら三段重ねの裁縫箱ですよ^^

目にも手にもやさしい和布が大好きで、ほとんど毎日、くさぐさ縫って遊んでいます。

お宮参りの産着も、お盆踊りのあさがおの浴衣も、ほどいて、洗って、何かに変身しました。

布を触っていると、アイディアがふぅ~と浮かんできて・・・。重い雨雲が垂れている梅雨時こそ、色鮮やかな子供の頃の古布で遊ぶと心も体も軽くなります。

このお裁縫箱は使いやすくてとっても気に入っています^^

一段目は毎日使うもの、針山、指ぬき、握り鋏、へら、ものさしなどなど。

二段目は木綿糸や絹糸、カタン糸しつけ糸類

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三段目は、バイヤステープや袋紐、リボン類が入っています。。

いちにちの終わりに針を数えてこの箱におさめて、風呂敷に包む。

そして今夜も私のそばで、明日の夢を・・・。

ふろくで~す♪002

今日は半夏生の花、

葉っぱが順に白く化粧してきました。

氏神さまの茅の輪もくぐってきました。032

(写真クリックしてね)

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