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2009年10月

町衆の心意気

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亀岡祭りの起源は、室町時代に始まるといわれています。

現在11基の山鉾があり、10月23日~25日まで鉾町は燃えに燃えていました。

23日の宵々山、町内の鍬山鉾です。

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沿道は城下町にちなんで切り絵の灯篭、繊細に出来ています。

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町家では、鎧かぶとや屏風、懐かしの時計、絵などの家宝を展示しています。

町の辻々では、お神酒、おぜんざい、お抹茶が振舞われます。

私は今年始めてスタンプラリーで11基を約2時間かかって回りゴールしました。

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巡行のさい、010_2狭い狭い通路では 鉾の屋根が左右に折れ上がります。

019 お神輿が通ります。

獅子舞が出て子どもらをカブリ!

赤ちゃんは火がついた様に泣きます。獅子に噛んもらうと、丈夫になるんだよ。

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021 お囃子はみんなで9曲あります。例えば、

獅子  → カン、チキチン、デンデンデン

鍬山囃子→カカカン、チキチン、チン、チキチン

小、中学生の男女が鉾に上がります。一町内では子どもの数が揃いませんので鉾町以外からも希望者を募ります。

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二人のおじさんは町の人気者で従兄弟同士です。

038 25日はクライマックスの本祭りを迎え、11基の山鉾が巡行して 旅籠町の本部前に集まり「名乗り」を上げて山鉾の通過を報告。3基の鉾はミシミシと音を立てながら360度回転させる「辻回し」をご披露しました。

今年は日曜日とあって狭い町中をひしめく観光客を縫って囃子方や鉾を引く町衆に支えられて、曳山はゆっくりと進んだ。

城山は色付き始め、丹波の秋もいよいよ深まってまいりました。

(写真クリックしてね)

こんな時代もありました

10月15日は里の村祭りで、この時分が松茸の出盛りでした。この話は私の中学生のころの昔話で、すでに霧の彼方に消えたも同然と思いますが・・・007 017

バスが着き、叔父三人と二人の叔母がにこにこして降りて来られた。今日は祖父が松茸狩りにお招きした日です。しかも山で鶏のすき焼きを食べるのです。そわそわ落ちつきません。荷車と天秤棒に丸卓やコンロ、お皿に徳利、薬缶などと炭に調味料にかしわ(鶏肉)葱、こんにゃく,、麩、そしてお酒などが積まれた。ススキの穂がキラキラひかり小菊や草むらにそっと咲くヤマリンドウやサルトリイバラ、カラスウリの赤い実などに、「こんにちは~」と声をかけたくなるほど足取りも軽く山に向かった。010

山に着くと祖母や叔母は茣蓙を敷き食卓の用意にかかります。祖父や叔父は山の下から三方に分かれて松茸を探します。シダや松の落葉ですべりそうな斜面を、小枝に摑まりながら登って行きます。「有った!」松茸は一本見つかると必ず仲間が輪になって生えていて、30分ばかりでたくさん採れました。

松茸のひらきはかしわのすき焼きに、コロ(つぼみ)は炭火で焼き、手で裂いて柚子を絞って酒の肴に。くつくつと煮えてまいりました~、ううん、「美味しい!」いくらでも食べられます。お酒がまわった祖父の浄瑠璃が山にこだまする。空も高く村の家々が玩具のように見えます。遠く汽笛も聞こえてきます。愉しい時間が過ぎたのか、木の葉がざわざわとゆれ火照った頬を風が通りすぎていきました。

赤い実や団栗やお花などをポケット一杯にして松茸の荷車を押し押しゆっくり帰りました。

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あの日の思い出は秋が巡るたびになおいっそう鮮やかに見えてきて・・・とてもとても懐かしな。

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初めてのお月見

009_2 夏のほてりが取れ秋風がそよぐころきまって食べたくなるのが好物の芋茎(ずいき)料理です。酢味噌和えも豆腐の白和えも好し、お揚げさんと炊いてもいい。今朝は色のいい肥ったずいきが手に入り早速お月見用ずいき和えを作りながらすぅーと昔に帰っていった。

「今夜は十五夜やな、」と祖母はぽつりと言った。裏の畠から黒土の付いた大きな里芋を葉っぱのまんま2株ぬいてきて、ポキポキ音立てて手際よく親芋から小芋、孫芋をはがしていく。親芋を除いて小芋、孫芋を目の粗いいどこ(かご)に入れ、お茶碗の割れた欠片を5つほど入れて、湧き水の水槽で勢いよくパシャパシャパシャと前後左右に何度も振る。と見る見る内に、黒く茶色の皮が剥がれつるつるの白い肌が見える。私は目を丸くして「何でお茶碗の割れたんなんか入れるの?」と祖母に聞く。「割れて尖ったところが皮むきの代わりになるんや、里芋の皮を剥くのはかゆいからな」「ふうん・・・?」判ったような判らないような・・・。そういえば味噌部屋の隅っこに割れたお茶碗やお皿やお湯のみが大事そうに置いてあったな。

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さっきの里芋の葉っぱは切り落とされままごと遊びにもらった。水を入れてころころと水玉を転がして遊ぶ。茎はお鍋で湯がきアク抜きをする。黒い汁が出て湯がけたら「皮をすーと引っ張って剥いてみ?」と言われた。初めはすぐ千切れた、終るころ上手になってきたがアクがが付いて爪の先が黒くなった。

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ひんやりとした風が通り夕暮れになると縁側にススキ(当時はかやんぼ(茅ん坊)と言っていた)が生けられ、三方には里芋ご飯とずいきの白和えがお供えしてあった。小学校2年、生まれて初めてのお月見であった。

♪うさぎ うさぎ なにみてはねる じゅうごやお月さまみて はねる♪と歌いながらうれしくてうれしくてうさぎの真似して座敷中を飛び跳ねた^^その夜眠るときススキの葉で指を切ったことを思い出し、ヒリヒリするところを舐めながら眠ってしまったな、お月さまの夢を見ながら・・・。

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京都北野の天神さんでは、10月1日からずいき祭りの神事が行なわれています。すいき好きの私には外せないお祭りです。

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