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節分

  もたもたしているうちに、 「2月は逃げる 」と昔からのたとえの如し早くも中頃過ぎになりました。 

 月初めには後期高齢者の仲間入りとなり、いよいよ人生の最終段階、よくぞここまで来れたなと思うのが実感であります。

 この日、先に行くよとも云わずにいった M氏の墓前に、「お陰さまで75歳になりました。もう少しこちらで遊ばせてもらうわね」とお参りしてきました。その足で本山知恩院の節分ついな式に。    

         

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 日々の邪気を払い、無病息災を願う節分の豆まき。衆生をすくい取るという意味がこめられた知恩院七不思議のひとつの「大杓子」を年男が持ち、「福は内」の掛け声にあわせて豆がまかれます。私も体に当たるところまで進みでてお陰をいただき、帰りにはひと袋の豆も頂戴してまいりました。

 御影堂からきゅっきゅっと鳴るうぐいすばりの廊下を通って阿弥陀堂にでますと、仄かな香りの八重の白梅に春を感じつつ石段を下りていく、何々?三門の楼上にひとの姿が。「ええ!今日は三門に上がれるんや、上がりたい」。そして普段は未公開の三門に初めて上がることに。階段はつるつるで急、ロープを頼りに這ってやっと登れました。

 元和7年(1621)、徳川二代将軍秀忠公の命を受け建立されました。構造は入母屋造本瓦葺(いりもやづくりほんがわらぶき)で、高さ24メートル、横幅50メートル、屋根瓦約7万枚。その構造・規模において、わが国現存の木造建築として最大の二重門で、外に掲げられている「華頂山」の額は、大きさは畳二畳以上にもなります。

一般には寺院の門を称して「山門」と書くのに対し、知恩院の門は、「三門」と書きます。
これは、「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を意味しています。

 おお、「絶景かな 絶景かな」 南禅寺じゃないですが、石川五右衛門になった気分(笑)

 楼上は撮影禁止で写真はありませんが、真正面に愛宕山のおでこがこんもり、市内中心部が見わたせ やわらかな春の風がほほをなぜます。

 風景を見てから黒い幕をそっとくぐると中には仏堂があり、椅子に掛けて係りの方の説明を聞きました。中央に釈迦牟尼仏像、脇檀には十六羅漢像が安置されている。天井には彩色豊かな天女や龍が踊り、柱から壁に至るまで様々な絵が描かれ、それはそれは華やかで極楽浄土でしょうか、でも少し薄気味悪い。

 そしてここにも七不思議のひとつがありました。それはふたつの白木の棺です。 

 棺の中は将軍家より三門造営の命をうけた大工の棟梁、五味金右衛門夫婦の自作の木像が納められています。

 彼は立派なものを造ることを心に決め、自分たちの像をきざみ命がけで三門を造りました。やがて、三門が完成しましたが、工事の予算が超過し、夫妻はその責任をとって自刃したと伝えられています。この夫婦の菩提を弔うため白木の棺に納めて現在の場所に置かれたという。

 門を出て久ぶりに円山公園に。学生のころこの辺りでヘレンケラー女史をお見かけしました事など思い出しながら、長楽館横より下河原、二年坂、産寧坂をぶらぶら歩いてみました。小腹もすいてきたから石段下で休憩、小さい小さいお店で5,6人も入れば満席。香りのいいお茶とあっさりしたおぜんざいでとても美味しかったです。

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 清水さんには上がらず、八坂の塔を経て帰ってきました。

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 2月9日   雪をのせたマンサク

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 サザンカ

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 ロウバイ

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 2月14日   シロワビスケ 

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 フクジュソウ    

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 セツブンソウ   大本古代植物園にて。

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 堀で遊ぶシラサギ  

    

    

           


                                                   

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コメント

 この東山界隈も四季折々いつでも楽しめていいところですね。今回、ささ舟様が入られなかった寺を除いて(爆)。知恩院の「三門」や五味金右衛門夫婦のこと、初めて知りました。登ってこられたとはラッキーでしたね。小生も一度そこから京都市内をドーと眺めてみたいです。
 そうでしたそうでした。小生が初めて「うぐいす張り」なるものを覚えたのは知恩院さんでした。小生の友人のお祖父さんが宝塚の山奥の寺の住職で、お父さんが小学校を退職された後、知恩院に通って僧籍をとられていました。友人は、そのあとを継がなかったので、今は人手に渡っています。小生に譲るという話もあったようですが、「坊主」になる覚悟がもてませんでしたし、窓を開けたら「ハカー!」という環境にもビビッテいました。
 「もう少し」等とおっしゃらず、まだ思いきりこちらでウロウロしますねと我が心の大先生にご報告下さい。

chick 徘徊堂さん

おはようございます。コメントありがとうございます。
今朝の堀も全面凍っていて石を投げると高い音をたてて向こう岸までスキップしていきます。

三門に上がれて本当にラッキーでした。徘徊堂さんもぜひお上がりください。なかなかの見ものです。
地恩院の七不思議の一つ「三方正面真向いの猫」はまだ見つけられないのです。

あら!勿体無いでしたね(笑)徘徊堂さんは歴史にも深知だし第一お人柄が最高だから、お寺さんきっとお似合いだと思いますのに・・・

あなたの知らない素適なお友達がいらして楽しくしていますから。と云っておきますね(笑)

pen節分も瞬く間に過ぎてしまいました。その頃はかなり暖かくて、今頃の方が寒さは厳しい様です。一足お先に後期高齢者になりました身としましては、寒さが余計に身に凍みます。
ささ舟さんは行い糺しく、節目にはきっちり礼を尽くされますので感服するばかりです。私など、節分の夜は豆の数を数えるのも面倒なので、酒の肴にして適当に食べました。多分、年齢より多く食べましたので、早くトシを取ることと思います。

知恩院の辺りも、最近は余り行かなくなりました。昔はあの周辺をかなり彷徨したものです(なぜか、闇の風景が印象に残っております)。
知恩院のうぐいす張りを踏み鳴らし日程にゆとりある旅を楽しむ―野原水嶺
こんなゆとりのある訪問をしたいものです。ささ舟さんはゆっくり初冬の名刹を満喫されて何よりでした。

仏光寺烏丸西入ルに住ひせり知恩院まで歩き歩き帰れり―河野裕子
この作者などは贅沢な日々だったのでしょう。ささ舟さんもご幼少の頃は市内にお住まいでしたから、こんなご経験は何度もお有りと思います。私は、寺社を遊び場所ににして悪さばかりしていましたので、お恥ずかしい限りです。

我が家の蝋梅は殆ど散りました。万作は未だ蕾のままです。鉢植えの紅白の梅がちほら咲き始めました。今朝は、鉢の上に斑の雪片が載っていました。我が家の、細やかな“雪景色”です。


「知恩院」   横瀬夜雨

春酣にして大輪の
牡丹咲いたる欄干や
徃き來の人も紅の
花には泥(なづ)む知恩院

石と化(な)りぬる楠の橋
越えがてにして振袖の
長きは肩につまどりて
躊躇(やすら)ふ君よ、こちら向け

後期高齢者ですか。私も同じ(mfujinoさんとそのお友達の女性の方に)と思われています。私は6月です。よろしくお願いいたします。

知恩院の三門 急階段でしかも足元からの冷え込みが半端でない。私も6・7年前の2月に夫とウロウロ歩いていたときに上って、学生の説明に耳を傾けました。雪のようなみぞれのような、とてもとても寒かった日でした記憶があります。

白侘助 素敵ですね。大好きです。今日一輪切って「咲きましたよ。」と花に関心のない人に見せてあげました。薄桃色のは沢山早くに咲き始めるのですが、白はまだ我が家にやってきて10年にも満たないものですから、遠慮しているのかもしれません。
紅梅が例年12月に咲き始めていたのに、今冬は2月に入ってからでした。
雪を纏った花はとても愛らしいですね。

関東はとても寒く、早く暖かになりませんと動き出せません。

ささ舟さん、「2月は逃げる 」って言うのですか。今の我が心境をピッタリ言い当てていてビックリしました。私は今月は休日が多いのですが、スピード違反で判決を受けに向日町の裁判所へ出掛けたり、今日は今日で、早出当番日なのに公休日とスケジュールに記録していたため遅刻したりと恥ずかしい日々の連続です。本当にあっという間に月の後半戦に突入です。

ささ舟さんはいつも季節の節々にはお寺や神社へのお参りを欠かされないのですね。知恩院といえば昔小学校時代に行ったのと、東山を歩いていてそろそろ電車にと思って迷い込んだ2回だけです。まあ私は最近、立派な建物の寺院には偏見を持っていまして過激なコメントになってしまう傾向がありますのでお寺については書かない様にしておきましょう。

もういろんな花が咲いているんですね。写真でその表情を楽しませて頂きました。一つだけヒントです。シャッターの、半押し、に心がけられたらセツブンソウも喜んだことでしょう。

京北の今朝は銀世界でしたが午後には大分消えてしまいました。もっとも日当たりの悪い我が家の屋根にはまだ少し残っていますが。それでもこの冬はまだ雪掻きをしていないという変な冬でございますね~。変なことといえば、海外経験の長かった友人と外務省は何してんねんとか、何でも補助金、マスコミの質の低下、政治家の裏などなど、変やなあ~のため息連続で長電話してまして変なコメントにならない様、今宵はこの辺りにしとうございますm(. .)m 足を鍛えておいて下さいね~。

chick 道草さん

今日はかなり強い雨になりました。昨日は教室の先生宅のお食事会に招かれとても楽しい時を過ごしてきました。先生はお料理腕もグゥ!、とてもお上手です。めばり寿司や鯖寿司の和食から洋食までテーブルに所狭しと並べられます。お飲み物は主にワイン。また海外で買われた珍しい食器もご馳走の一つで見ものでした。

私は何のとり得もないです。気分のまんまそこかしこ歩き回っている時が幸せ度が高いのかな?

野原水嶺の句、いいですね、そうありたいです。

朝刊の納豆の句、みせて頂きましたヽ(´▽`)/

chick  鎌倉街道さん

ありがとうございます。未知の世界をばく進中です(笑)

やっぱり!すでに三門に上がっていられたのですね。さすが京都通の鎌倉街道さまです(゚ー゚)
知恩院は数えきれない程きていますのに、三門に上がれることすら知りませんでした。
湘南にお住まいの鎌倉街道さまには冬の京都の寒さはことの他堪えられたこととお察しいたします。
今年の節分は暖かくて、歩き回っていたら汗が滲むほどでした。9日に雪が積もりましたので、慌ててお花を撮りに出かけました。真冬に咲く花はことの他愛らしいものですね。

暖かくなれば京都にお越し下さい。いくら歩いても歩いても、アレまあ!と感激することばかりです。だから止められないのです。
お待ちしていますね(*゚▽゚)ノ


chick  mfujinoさん

今日は大雨でかなり寒いです。京北はまた積もりましたか?

>スピード違反で判決を受けに向日町の裁判所へ出掛けたり・・・
ええっ!スピード違反で判決を受けるのですか?また何をそんなに急ぐことがあったのかしら??
>まあ私は最近、立派な建物の寺院には偏見を持っていまして・・・
人はいろいろな考え方があって当然です。それにmfujinoさんは賢すぎるから何事も深く考えられるのでしょう。軽い私にはない素晴らしさ故ですよね。

一番撮りたいセツブンソウが化けてしまって(ノ_-。)
セツブンソウを喜ばせてあげたいから、 雨が上がれば、半押し、で撮りなおしてきます、ありがとう(゚▽゚*)

はい、楽しいことに向かって足きたえますね♪よろしく。

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